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【新規就農Q&A】就農場所の決め手は?:脱サラして夫婦で果樹園をやるわたしの場合

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いざ、新規就農するぞ!という気になって、実際に行動に移そうとした時、「どこで就農するか」は悩ましい問題です。

 

わたしも新規就農の相談のためにとある役所に行ったら、「何を作るおつもりですか?」と聞かれ、答えに困りました。

 

「まだ就農場所も決まってないのに、何を作るかなんて…」と。

 

ニワトリが先か、卵が先か…ではありませんが。就農場所と生産品目は切っても切り離せない関係にあります。

 

何を作るかが決まっていれば、主要な産地は〇〇県と△△県で…という形で候補地をいくつかに絞れます。

 

一方、どこで就農するかが決まっていれば、その地域でどんな品目が作られているかを調べることでおのずと結論が出るでしょう。

 

ようするに、自分が何を重視するか、きちんと優先順位を付けることが必要です。

 

わたしが就農場所を決める際、何が決め手となったのかをご紹介していきます。

 

 

優先順位を付けて考える

 

わたしたち夫婦の場合、「2人の出身地の近くがいいな」と思っていました。

 

もともと、小規模の家族経営を描いていましたから、互いの両親が近くにいた方が手伝ってもらえそうだし、という単純な理由です。

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生産品目については、おぼろげながら、りんごを作ろうと思っていました。

 

けれど、大層な理由はありません。なんなら、「就農場所によっては、作るものを変えてもいいや」くらいなものでした。

 

とある市に問い合わせしてみる

 

手始めに、2人の出身地からそう遠くない場所にあり、りんごの栽培が行われている市町村に電話を入れてみました。

 

まずは地域の中核的存在のA市へ。

 

新規就農に取り組む担当課に電話を回してもらい、担当者に新規就農を考えていることを伝えました。

 

ご存じのように、地方では農家の高齢化が急速に進んでいて、担い手の確保が急務となっています。

 

わたしは単刀直入に、「脱サラして就農する予定なので、もし条件さえ整えば、成園(収穫できる状態の園のこと)を譲り受けたい」という希望を伝えました。

 

実際には、慎重に言葉を選んで話しました。「農地が農家にとっていかに重要なものかはよく分かっているし、就農のタイミングによっては上手くいかないこともあるでしょう」と。

 

けれど、収入を絶って2年間の研修に臨んだ末、苗木を植えて収穫できるようになるまで3年間は無収入です…っていうのは、現実的に厳しいので。農業の担い手を育てようとしている行政の立場で、救いの手を差し伸べてくれないものかと懇願したつもりでした。

 

すると、一連の話を聞いていた担当者は「うちの市ではそういう事例はないですね」と一蹴。

 

きっびしいいいいいい。

 

虫のいいことを言っている自覚はありましたが、想定をはるかに上回る塩対応…

 

「事例ないなら、作ればいいじゃん!」なんて言っても無駄か。いざ新規就農をして、この人に世話になるのは御免だと思い、あっさり引き下がって電話を切りました。

 

めげずに隣町でも相談

 

一本目の電話で玉砕したので、いきなりくじけそうでしたが、めげずに隣のB町にも電話しました。

 

実はこっちが本命でした。A市と同じように、率直に胸の内を伝えてみました。

 

全然ありますよ、そういうことも。この冬に越してきた新規就農の方は、そうやってりんごを育てていますし」(B町の担当者)

 

!!!!!

 

なにそれーーーーーーーー(てか逆に、A市どうなってんの?隣のちょっと小さめのB町はふつうにやってるってよ)

 

わたしは決めました。「よし、ここにしよう」←即決

 

役所の担当者が頼れるかは大切な判断基準

 

担当者の方も「ぜひ一度、話を聞きに来てください」というので、早速訪ねてみることにしました。

 

当時は在職中で仕事が忙しい時期だったのですが、「土日でも大丈夫ですよ~」とのこと。再び確信しました。「もう、ここしかないな」と。

 

それで実際に訪れてみると、いい町だったんですね~それが。

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しかも、電話で応対してくれた新規就農の担当者のほかに、移住関係の別の担当者も同席してくださって、丁寧にわたしの話を聞いてくださりました。

 

え?なにそれ。担当者がいい人だったから、その町にしちゃったの?

 

ここまで読んできて、こう疑問に思った方もいるかもしれません。

 

でもね。これ、相当に重要なポイントですから!!

 

ポイント①:農地探しでお世話になる

というのも、新規就農者にとっては、農地探しというのが最初の関門になるわけです。

 

わたしが研修を受けている地域でも、農家は確実に高齢化していて、荒れ果てた遊休農地があちこちに見受けられます。

 

けれど実際に、農地を貸し借り(ないしは、売り買い)する場合、農家さん同士で話を付けてしまうケースが非常に多いんです。

 

縁もゆかりもない地で就農しようとしているわれわれがうまいこと間に入るのはめちゃくちゃ難しい。

 

そこで、大切な役割を演じてくれるのが、地域に精通した市町村の職員さんなんです!

 

ポイント②:新規就農者が地域に溶け込みやすい

そういう有能な役場職員がいる地域には、自分以外の新規就農者も集まってきます。少なくとも、わたしのいる地域はそうです。

 

新規就農者の先輩が地域の農業の担い手として認められていると、新たに農業を始めようとしているわたしたち新米も地域に溶け込みやすいというメリットがあります。

 

さらに、新規就農者が多く集まる分、優秀な人材もいます。互いに刺激を与え合って、切磋琢磨できる仲間や、自力ではどうにもならない困った事態に直面したときに相談できる先輩がいます。

 

そういう点を踏まえても、地元の自治体に頼れる職員さんがいてくれることは、重視すべきポイントの一つだと言えそうです。

 

お読みいただきありがとうございました😊

 

新規就農にまつわるさまざまな疑問にお答えする 「新規就農Q&Aシリーズ」へはこちらからどうぞ:《新規就農Q&A》 カテゴリーの記事一覧 - しょぼい農業で生きていく

 

「〇〇について教えてほしい」というリクエストがあれば、コメント欄に記入いただくか問い合わせフォームにてお寄せください。答えられる範囲でお答えします。

 

 

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