しょぼい農業で生きていく

脱サラ自由人の夫×社会不適合な妻。新規就農のブログ

【新規就農Q&A】おすすめの本はありますか?:杉山経昌さんの「農で起業する!」は必読書

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新規就農をするにあたり、「新規就農」がテーマの本を読み漁りました。

 

図書館にある本を端から借りてきて読みつくした挙句、これだけは読んでほしいと思う一冊があります。

 

その本とは、杉山経昌さんの「農で起業する! 脱サラ農業のススメ」(築地書館)です。

 

 

この本を読んだ後に、「自分もやってやる」という抑えきれない感情がこみ上げてきたら、思い切って一歩を踏み出すことをおすすめします。

 

「ちょっとマネできないな」とか「思い描いていた理想と違うな」というように、心にブレーキがかかったら、一度頭を冷やした方がいいかもしれません。

 

いずれにせよ、新規就農に興味があるのなら、読んでおいて損はない一冊です

 

それでは、本の内容について、説明していきましょう。

 

色褪せない“新規就農者のバイブル”

 

杉山さんは、外資系サラリーマンから専業農家に転身し、夫婦2人で週休四日の農業生活を実現させた方です。

 

そのノウハウが詰め込まれているのが、こちらの本。2005年に出版されました。かれこれ15年近くも経っているのに、内容はまったく色褪せていません。

 

本の帯には

新規就農者のバイブル!本書を読まずに、脱サラ農業は語れない

とありますが、まったくの同感です

 

新規就農者という限られた層をターゲットとする本にもかかわらず、「楽天ブックス」では52件ものレビューが付いています。

 

 

 

 

ユーザー評価は4・12点(5点満点)。中には「著者の自画自賛本です」という否定的なコメントもありますが、高評価が多数を占めています。

 

高評価している人からは、「スケールメリットによって収益を上げるのが王道だと捉えていた自分にとっては目から鱗の内容」「今後も農業経営の参考に何度も読み返すことになりそうです」といった声が寄せられています。

 

わたしを含めて、刺さる人には思い切り刺さる本だと言えそうです。

 

農業という“ビジネス”

 

杉山さんの経営手法は 、一切の無駄がなく、効率的です。具体例を挙げましょう。

 

彼は農業経営において、次のような基本ルールを課しています。

  1. 1時間の労働で3000円の収入を上げる(生産性)
  2. 1時間働いたら2000円の所得を確保する(収益性)
  3. 1年間夫婦2人で3000時間以上働かない(年間総労働時間)

 

杉山さんは、これを「3・2・3ガイドライン」と呼んでいます。これにより、3000時間以内の労働で、年間900万円の収入が生まれ、手元には600万円が残ることになります。

 

家族で営む農業の場合、自分たちが働けば働くほど収入につながるので、ろくに休まずに働き続けてしまうことになりがちです。

 

「会社に自分の時間を奪われている」と感じて脱サラまでしたのに、結局は働いてばかりで自由な時間がない―となってしまったら本末転倒です。

 

そこで、杉山さんは、あえて労働時間に制限を設けました。そうすることで、効率的な働き方を考える必然性が生まれるわけです。

 

小規模で稼ぐ確かな経営計画

 

限られた労働時間の中で、目標とする農業所得600万円を稼ぎ出すにはどうしたらいいか。杉山さんは、まず、5つの経営戦略と達成すべき目標を決めました。

 

経営戦略は以下の通りです。

  1. 小規模経営
  2. 数値に基づく管理
  3. 展望と予測
  4. 個人専業
  5. 顧客の満足が資産 

 

それぞれの戦略には、3~5つのそれを達成するための方法(戦術)があります。

 

例えば、「小規模経営」には、5つの戦術があります。

  1. 自分で売る
  2. 拡大しない
  3. 低効率分野の削除
  4. 専作に絞らない
  5. 3・2・3ガイドライン

 

本書を読めば、杉山さんの経営者としての考えが手に取るように分かります。

 

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杉山さんは、ぶどう園を観光農園化することで収益性を向上させ、5年で目標としていた農業所得600万円を達成しました。

 

わたしがなにより感心したのは、自身の経営ノウハウを再現性の高い形で一冊の本にまとめているという点です。

 

しかもそれが、10年、20年と試行錯誤して固めた計画ではなく、新規就農に際して立案したものだというのだから驚きです。

 

自分のやろうとしていることを、視覚化して伝えられるということは、それだけ杉山さんの考えが明確だったのだと思います。

 

緻密な経営と大胆な行動のギャップ

 

本書の冒頭では、杉山さんが脱サラして新規就農するに至った経緯が記されています。

 

その内容がまた、驚きです。まったく計画的じゃありません。ほとんど行き当たりばったりで、就農場所を決めてしまいます。

 

そこまで明かしてしまうと、本書を読む楽しみがなくなってしまうと思うので、そのあたりは割愛させていただきますね。

 

最終的に農業をしようと決意した心境について、杉山さんはこう綴っています。

死ぬ前に自分の人生を自分のものに取り返そうと決心した

 

 

本書で語られている、杉山さんが目指す生き方に、わたしは100%共感しています。

 

だからこそ、この本を読み終えたときに、新規就農する決意がはっきりと固まったのだと思います。

 

最後にもう一度、商品のリンクを貼っておきます。(中古本はかなりお手頃な価格になっていますよ😊)

 

 

続編もおすすめです

 
わたしは続編である以下の2冊も併せて購入しました。こちらもおすすめです!
 
 
 
 

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